「私が変わらないといけないと思ってるんです」という親御さんへ!
※「私が変わらないといけないと思ってるんです」
(音声18分56秒)
http://bit.ly/34Hn8f2
目次
- ○ 私たちのこころの中はどうなっているのか?
- ○ 無意識の潜在意識をどうやって変えていくんですか?(ABC理論)
- ○ Facebookの情報操作事件!
- ・「質問」すでに溜まっている悪いネガティブ情報はどうしたらいいですか?
- ○ まとめ
- ○ 親御さんに必要なこと!
私たちのこころの中はどうなっているのか?
私たちのこころの中の意識は2つあります。
顕在意識は、自分が何を考えてるのかがわかる、認識している意識ですが、
これは全体の中の2%にも満たないって言われています。
もう1つの「98%」という数字が「無意識」と呼ばれる潜在意識です。
これ無意識なんです。
無意識だから、自分でもわかってないんです。
よく行動したいんだけど、頭じゃわかってるし、やった方がいいとわかってるのに、
98%の無意識では、やっても無駄でしょっていう思いが自分の中にあるとですね、
どうですか、綱引きで考えたら2人対98人では、どっちが強いかわかりますよね。
だから私達って実は無意識で動かされてるんですよ。
自分が自分の意志で動いているようでも、実は無意識で動かされてるっていう、
ここにまずは気づいてほしいですね。
無意識の潜在意識をどうやって変えていくんですか?(ABC理論)
心理学で画期的な理論と言われている「ABC理論」をご紹介します!
私たちの、感情がなぜ沸き起こるのか!
どうして今こういう行動をとっているのか!
その心の動きを簡単な式で説明できるのです。
Aという事柄に関して、Aに対する無意識である潜在意識にその情報Bがあります。
そのA×Bが掛け算されて、Cという感情がわき起り行動へとつながります。
<例①>
A(1万円をもらった)×B(お金って汚いよね)= C(手を洗おう)
A(1万円をもらった)×B(お金って人を助けるいいものだよね)= C(寄付しよう)
<例②>
A(お蕎麦の食べるズズッと音)×B(美味しそうな音)= C(お蕎麦を注文)
A(お蕎麦の食べるズズッと音)×B(下品、汚い音)= C(お蕎麦を食べる時は注意しよう)
「Bという潜在意識の情報」によって、私たちの物の見方や考え方がつくられ、そこから感情や行動につながるのです。
だから、自分を変えたいと思ったら、自分の中の潜在意識にある情報を変えていく、書き換えていく必要があります!
子育てにおいては、多くの親御さんの潜在意識の中に、ご自分の親御さんから受けてきた関りや言葉がしっかり詰まっています。
親御さんの育った時代や教育の価値観などが、知らない間に潜在意識化で受け継がれている事に気づくことが大事です。
Facebookの情報操作事件!
2012年にFacebookの情報操作事件というのがありました。
FBユーザーである70万人の方を、2つのグループ分けて、1週間のリサーチをしたのです。
1週間の間、2つのグループに流れるニュースフィードの情報を、Aというグループにはポジティブなニュースを流し、Bというグループにはネガティブなニュースを流したのです。
その結果、たった1週間で何が起きたかと言いますと
Aというグループの人はポジティブな発信をしたり、ポジティブなコメントをするようになったんです。
逆にネガティブなニュースを流したBグループは、自分たちの話もどんどんネガティブになり、
コメントもどんどんネガティブな言葉に変わっていったのです。
怖くないですか?(;'∀')
情報操作ってこういうことですよね。
この後、Facebookはすごいクレームを受け、公の場で謝罪会見を開いたそうです。
この事件から何を感じとりますか?
このFacebookのたった1週間の情報操作で、人の気持ちがこんなに大きく変化していくのですがから、
親の言葉がお子さんに、与える影響をちょっと考えてみてください。
多くの家庭は、お子さんを遠くの寮に入れるとか、または留学とかさせない限りは、ほぼ18年間子どもと一緒です。
そうすると18年の間に、どういう関わりで、どういう言葉を話していく事が、子どもの潜在意識に良いのかを考える必要がありますよね。
これが、私の子育てで皆さんにお伝えしている、「自分の言葉を子どもがどう受け取るのかを考える」事です。
どんな情報が子どものためになるのか?
※わかりやすいように「ポジティブな情報」と「ネガティブな情報」のFacebook情報操作事件を引き合いにだしましたが、ネガティブというのは悪いものではありません。
今回における「ネガティブ情報」=「子どもに悪影響をもたらす情報」と捉えてください。
「質問」すでに溜まっている悪いネガティブ情報はどうしたらいいですか?
クライアント様で、「今までたくさん子どもに、悪いネガティブな言葉を言ってきたのですが、
どうしたらいいですか?とりかえしがつかないですよね、バカじゃない?って言ったこともあるんです」
と、ご質問されました。
大丈夫です!
子どもの潜在意識に悪い情報を与えてしまったと思ったら、良い情報をたくさん与えて、上書きして下さい。
おすすめのイメージ方法をお伝えします。
子どもに良くない、悪い情報(感情的に口から出た傷つける言葉)を与えることは、透明な真っ白な「こころの水」に、習字の墨汁の墨をたらすイメージをもつと、どうでしょうか?
透明な水が汚れてしまいます。それが重なると、どんどん「こころの水」が濁っていきます。
反対に、良い情報(子どものこころを尊重する言葉)を与えれば、よどんだ水が、どんどんクリアな綺麗な水になっていきます。
お子さんが、思春期や青年期であっても同じです。
(※ただ幼少期は影響を受けるのが大きいのです)
まとめ
言葉でまとめると・・・
こころに蓄積された情報によって
考え方や感じ方が変わってくる
親御さんに必要なこと!
人はいつからでも変われる!と考える人は「成長思考」の人です。
その反対に「頭の良さや性格って生まれた時に、もう決まってるよね」といった思考は「固定思考」の人です。
良く言われるケースをお話します。
「もう、うちの子中学生だし、いまさらこの子は変わらないですよね、これから子育てを学んでも仕方ないですよね」と言われる方がいます。
まだ、口に出される方はいいのですが、潜在意識化で、無意識に思っている方は、たぶん、とても多いと思います。
そんな時に、私がお伝えするのは、子育ては「人材育成」だということ!
人材育成と考えれば、遅いというよりも、気づいた時から、早く学ぶことをおすすめします。とお答えしています。
企業が一番投資するのは"人を育てる、人材育成"です!
この人生100年時代に、すでに13歳だし、15歳だしと考えて、学ぶ機会を逸するのはどうでしょうか?
特にこれからは、生涯学習の時代です。
「もう遅い」「今さら無理」この思考がすでに「固定思考」なのです。
親御さん自身がこの思考だと、お子さんにポジティブな言葉や役に立つ情報をいくら伝えても、根底が「成長思考」の反対「固定思考」なので、うわべだけの言葉だと、子どもは見事に見破ります。
お子さんを自発的に学び自立した人、「失敗をおそれずやり抜く力をもった人」に育てたければ、親御さん自身が「成長思考」をもつことです。
今回のテーマ「私が変わらないといけないと思ってるんです」という親御さんは、まさに、いままでの「固定思考」を「成長思考」に変えていこうとしているのです。
だから最後に・・・
「そう考えるあなたは素晴らしい親ですよ!」とお伝えしたいのです。